2016年06月30日 |

戸建住宅業界で住宅躯体の高断熱化が高まりを見せ始めている。背景にあるのは2020年までに導入される省エネルギー基準の適合義務化と、これから本格化するとみられるネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の普及だ。これまで戸建住宅で高断熱化を重視する取り組みを行ってきたのは、主に、寒冷地で事業展開を行っている事業者や、高気密・高断熱仕様を差別化ポイントに置く事業者に限られていた。ZEH対応については住宅の省エネ性に対する意識の高い事業者が、相次いで経済産業省の「ZEHビルダー登録制度」に登録している。注文住宅を扱う複数の住宅事業者に、自社のZEH対応の取り組みを聞いた。