大建工業(大阪市北区、億田正則社長)は4日と5日の2日間、都内の東京国際フォーラムで「DAIKEN TryAngle フェア EXPAND THE FUTURE」を実施した。
9月26日に迎える創立80周年を記念しての企画。創立80周年を未来への通過点ととらえ、近い将来のビジネス化を念頭に置いた試作品などの展示のほか、2035~45年ごろに取り組める可能性があると考える新領域事業などを説明ボードで提示した。
なお、初日の4日に同社が主催したフェアのメディアツアーでは特許および協業先との関係上、メディア関係者による会場内の撮影許可は、社会生活の10年後の変容を想定し人口減や若年層減少が反映された暮らしニーズへの対応を「暮らす」「働く」「集う」の3テーマに基づき空間展示した「ミライの〝空間〟を考える」のみに限定された。
また、前述「近い将来のビジネス化を念頭に置いた試作品などの展示」では、喫緊のグローバル課題である地球温暖化の進展抑止を目的とし商品化を視野に入れたサステナブル商材関連と、同社が自社の強みと考えている室内音響制御技術に関して、トータルサービスとしてのビジネス化を予定している展示が、内容の具体性の詳細さと相まって目を引いた。