IT補助金活用の具体例
建材の卸売りを事業としている清水建材工業では、業務担当者の交代による事務処理の遅れやオリンピック需要に対応した商材の振分けが課題となっていました。
そこで、日々変動する仕入れ価格、需要を計算できるITツールを導入することで、売上の多い得意先の需要予測や仕入単価の推移、最適な仕入先の選定など、売り上げに直結するデータを収集・分析してわかりやすく視覚化することで、売上につなげることができました。
大塚工務店では、建築提案内容の高度化・迅速化への対応、社内の作業負担軽減という課題がありました。そこで、3次元での外観・内観イメージを作成できるCADを導入することで、お客さまの満足度や理解度が格段に向上したことにより、受注までのスピードや売上が改善されました。
ドライブインを運営している仲原商事では、外国人観光客の増加にともない、商品説明の対応が困難になるという課題がありました。そこ
で、観光客対応のためロボット型接客ツールを導入することで、従業員の負担が減り、業務効率が飛躍的に改善しました。
これらの事例のように、IT導入補助金では、何が課題なのかを明確にし、どのITツールを導入することでどれくらいの効果が見込めるのかをきちんと説明する必要があります。どのように申請書類を作成すればいいかわからない場合は、中小企業診断士などの専門家のアドバイスを仰ぐことをお勧めします。
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株式会社ナビット(https://www.navit-j.com/)
東京都千代田区。「地下鉄乗り換え便利マップ」などを展開するコンテンツプロバイダー。地域特派員5万8100人の全国の主婦ネットワークにより、地域密着型の情報収集を得意とする。
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