JBN代議員総会基調講演/熊本工務店ネットワーク・久原英司会長、求められた木造仮設住宅

地震後、多くの皆様から支援物資、支援金をいただき大変助かっている。ブルーシートを一枚も買うことなく養生ができる結果となったのも、皆様のご協力があったから。地震の被害には遭ったが、皆様の暖かい心を感じられたことは良かった。この場を借りて、会員一同を代表してお礼を申し上げる。
総会の頃(6月22日)になれば、少しは落ち着くかと思っていたが、正直言って、今からが本番というところ。毎晩8時頃から各工務店が集まって会議をしており、翌日の工程などを話し合っている。(久原会長はこの日も講演後、すぐに会場を後にし、会議のために熊本へ帰っていった)
熊本県が(応急仮設住宅の)プレハブ住宅団地内の集会所・談話室はすべて木造でつくるということを決めた。これは工務店の力や腕を見せるという意味ではいいことだが、ものすごく大変なこと。500~600戸建っている仮設住宅の20棟に1棟や40棟に1棟の割合で集会所をつくっていくということは大変だが、これを42棟受けた。
KKNは500戸以上の木造応急仮設住宅建築を請け負うことになった。会員の中には被災したところもあるし、いろいろな事情があるところもあり、現在20社の工務店に協力をしてもらい、建築にあたっている。今のところ250戸ぐらいが着工している。1団地は今週末に引き渡す。あと5団地は今月の引き渡しができる状態までになってきている(6月22日現在)。

(次ページに続く)

2016年07月14日付3面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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