快適な住まいには「窓選び」が重要

窓の省エネ性能は、熱の伝わりやすさ(熱貫流率=単位はワット/平方メートルK、数値が低いほど断熱性能が高い)が基準となる。

例えば、最も省エネ性能が高いとされる「★★★★」(熱貫流率2・33以下)の窓と「★☆☆☆」(熱貫流率4・65超)とを比べると、2倍以上の断熱性能の差がでてきてしまう。

これでも少しわかりにくいという人のために、一般的な住まいの窓をイメージして、断熱性能の違いによってどのくらい熱が伝わるのかを考えてみよう。

リビングに使われるテラス窓の大きさは、だいたい幅3・5メートル、高さ2メートルくらい。この窓の面積は約7平方メートル。冬、外の気温が5℃で室内を20℃に暖房した場合の熱の逃げる量を、「★★★★」の窓と「★☆☆☆」の窓で比較すると、どのくらいの差が出るのかみてみよう。

まずは、国内で最も断熱性能が高いとされる窓「★★★★」。窓の熱の伝わりやすさ(熱貫流率)をもとに計算してみると、最大で約245ワット(2・33×7平方メートル×15℃=244ワット)の熱が外に伝わる。これは、小型の電気ヒーター1台分の熱が窓から外に逃げていることになる。

ユーザー版2014年春号から記事を抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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