2016年09月01日 |

鉄骨戸建住宅を得意としていた大手住宅メーカーが富裕層向け木造住宅を強化している。富裕層向けは景気動向や消費増税に大きく左右されないことから、長期的には縮小が予想される新築住宅市場でも安定的な需要が見込め、注目されている市場だ。プレハブメーカーは、工場生産による品質の安定性や型式適合認定による短期化など合理化を進めてきたが、こだわりが強い富裕層の要望に応えるには限界があった。奇しくも8月22日に富裕層向け木造戸建てを投入した積水ハウスとパナホームの動向を中心にまとめた。