開口部や躯体の対策、より重要に

2017年06月22日05面_住宅産業

『涼活』でアピールも

 夏の暑さを商機に結び付ける取り組みをしている大手住設メーカーの一つに、YKKAPがある。同社は5年前から『涼活』と銘打ち、同社とパートナーシップを結んでいる全国に約1千店ある施工店・流通店のネットワーク『MADOショップ』を通じ、「夏場に涼しく快適な窓辺を実現するための生活の知恵」や、「〝熱中症〟の対策にもなる窓や玄関のリフォーム」を、各店舗が地域に発信する活動を進めている。活動の中で重視しているのは、夏季に室内に入る熱の流入経路の約7割を占める、窓への対策だ。
 戸建住宅の開口部で最大の窓面積を取るのは、リビングの南側であることが多い。かつての日本の夏では、この場所の戸外に自然素材で作られた「よしず」や「すだれ」が置かれ、室内に涼をもたらしていた。しかし、竹や葦(よし)で作られた「すだれ」や「よしず」は、趣はあるもののサイズによっては重量がかさみ、酷暑の季節が終わった際の収納にスペースを取ってしまう。しかし、高機能・高耐久の軽量素材で作られた外付けスクリーンであれば、室外の視認性を程よく確保しつつ必要がないときは簡単に収納することができるため、手軽に使うことができる。
 また、このところ需要の広がりをみせている室内の暑さ対策に役立つ開口部商材に、「採風ドア」がある。
 ある大手住設メーカーでは、採風ドア商品の販売数が5年前と比べて2倍になっている。「東日本大震災以降、エンドユーザーの間で『なるべく電力を使わないようにしよう』との節電意識が高まったことで、夏の暑さを凌ぐ手段として自然の風を上手に活用しましょう――と提案できる機会が増えた」(メーカー担当者)ためだ。

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