プライムライフテクノロジーズ、ミサワホームなど4社、那須高原の別荘地にオフグリッド宿泊施=遊休地を有効活用

プライムライフテクノロジーズ(PLT、東京都港区、北野亮社長)とPLT傘下のミサワホーム(東京都新宿区、作尾徹也社長)など4社は、栃木県那須町の別荘地内の遊休地で、ミサワホームが製造する移設可能な住宅ユニット(ムーブコア)を活用した電力オフグリッドの技術実証試験を開始した。

系統電力に頼らないグランピング宿泊施設として宿泊者を受け入れ、季節によるエネルギー利用状況の変化や電力シミュレーションとの比較分析などを行う。どこにいても電気や水が調達できれば、山や海など未開の地でも快適な滞在が可能になる。PLTは「暮らしの『あたりまえ』を変える取り組み」として実証実験に力を入れる。

実証実験の主な参画者は、PLT、ミサワホームのほか、遊休地の利活用を目指すLIFULL Financial(東京都千代田区、清水哲朗社長)と那須高原の別荘を管理運営する藤和那須リゾート(栃木県那須町、岩本大二郎社長)の4社。

4社の連携は、国内最大規模のリビングラボ「ナスコンバレー」が主催したイベント参加がきっかけだったという。同団体の代表理事を務める井上高志LIFULL会長は「今の生活コストを10分の1以下にする『限界費用ゼロ社会』の実現を目指すナスコンバレーを象徴するプロジェクト」とアピールする。

2024年04月23日付2面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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