YKKAP(東京都千代田区、魚津彰社長)は11日と12日に幕張メッセで行われた「エクステリア×ガーデンエキシビション 2024」に、コンセプト製品「Scene Free Room(シーン フリー ルーム)」(仮称)を出展した。
当該製品は「用途を選ばない移動可能な部屋」が開発コンセプトで、筐体下部の台座にタイヤを付け自動車によるけん引移動が可能。今後、需要の度合いを探り、ニーズがあると判断した場合は2030年度までに商品化を目指す考えだ。
「シーン フリー ルーム」の外寸は底面が3670ミリ×2440ミリで、高さは2560ミリ(地面からの高さは3200ミリ)。
出展は「新築で建てた時と同じ間取りで家族が住み続ける」という現在の一般的な新築戸建住宅に対する〝別のあり方〟の提案が目的。目的を提案として具体化し展示した背景には、近年著しく進展したコスト高への対策として新築戸建住宅で延床面積の縮小傾向が定着しつつあることから、「家とは」「間取りとは」といった新築戸建住宅のベース部分に対する考え方のあり方が、改めて注目されていることがあるとみられる。