2014年09月29日 |
注文戸建住宅会社のアキュラホーム(東京都新宿区、宮沢俊哉代表)の8月の受注動向は、前年同月比5・9%減、12年8月比では横ばいとなる0・6%減の175棟だった。
注文住宅を扱う大手・準大手の戸建住宅会社の当月の受注増減率は、昨年4~9月に起きた消費税増税前の駆け込み受注増の反動減で前年同月比3割減も珍しくないため、アキュラホームの減少率は「健闘」と指摘できる数値。7月に始めた期間限定の太陽光発電搭載キャンペーンの効果が、4月に行ったブランド全面改定による住宅商品の付加価値向上や、管理部門も現場に出る全員営業などの効果に加わったものと推測される。
同社では太陽光搭載キャンペーン開始後の受注実績として、キャンペーン最大の目的である受注に占める太陽光搭載率の向上が確認できたため、期間終了後も何らかの形で太陽光搭載メリットをエンドユーザーへの訴求ポイントとする策を行いたいとしている。