大和ハウス工業・パナソニック・アスカネットが実証実験、マンション共用部の「総非接触化」へ

大和ハウス工業(大阪市北区、芳井敬一社長)は、新型コロナウイルスなどの感染症対策としてマンション共用部の『総非接触化』を目指している。

これまでもエントランスにかざすだけで開錠できる非接触キーや操作不要のエレベーターの導入など改良を続けてきたが、同社がどうしても非接触化できなかったのが、来客時や宅配時の「インターホンによる呼び出し操作」だったという。

そこで同社は、空中タッチディスプレイの要素技術を持つアスカネット(広島市安佐南区、松尾雄司社長)とインターホンを販売するパナソニック(大阪府門真市、楠見雄規社長)の3社で「空中タッチインターホン」を開発。神奈川県川崎市内の大和ハウス工業マンション販売所で、実用化に向けた実証実験を開始した。

近未来的なシステムに加えて、セキュリティの高さや馴染みのある操作性が特徴だ。

住宅会社は、新型コロナウイルスの出現によって、抗菌、換気、非接触などの衛生面に配慮した企画・設計を導入した。

大和ハウス工業は、分譲マンションの衛生対策として、専有部では抗菌加工製品の普及を目指す抗菌製品技術協議会(SIAA)の認証を取得した建材を採用。共用部は、エントランスに近づくと自動でドアが開く非接触キーや、入口を通過するとエレベーターが自動で1階に着床し、自分の居住階まで自動で出発するハンズフリーエレベーターの導入などで、非接触化によるニューノーマル対応を進めてきた。

2022年01月25日付1面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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