2019年10月23日 |
主要住宅企業9社の2019年9月の受注速報値(金額ベース、数値は前年同月比)は、8月に引き続き、前年割れが目立つ。
18年9月の受注速報値が良かったという要因もあるが、展示場来場者の減少は続いており、好転の兆しは見えにくい。3月期決算企業にとっては、19年度上期の最終月となる。
このうち、4~9月の受注速報値の累計でプラスとなったのは、マンションの受注が好調だった大和ハウス工業のみ。住友林業、ミサワホーム、パナソニックホームズ、三井ホームは5~16%のマイナスとなった。単月でみても、9社中6社がマイナス。
経営トップは「消費増税の影響(反動減)は、前回ほどではない」と話すが、受注環境は悪く、その環境が長引いている。