2024年11月27日 |
国土交通省都市局は15日、超高層マンションなど共同住宅の駐車場の設置義務について、学識者や実務者、自治体からなる検討会で議論した。
課題となっているのは、マンション住戸に配送する荷物を届けるための配送業者用駐車スペースの不足。1日に300~400個もの宅配荷物が届く数千戸ものマンションで、4台分の宅配便用パーキングしかないという物件もあるという。
早急に物流の効率化が求められている中、駐車場の対応を進める。今後新築する共同住宅では、一定規模以上の共同住宅に荷さばきできる駐車スペースを一定台数分、確保するよう求める。
基準は、実情に合わせて自治体が規定。既存住宅などでも、余剰駐車場を振り替えるなど対応を促す。