国土交通省が31日に発表した2016年12月の新設住宅着工戸数は、前年同月比3・9%増の7万8406戸で、6ヵ月連続の増加となった。持家、貸家、分譲がいずれもプラス。ただ、貸家の伸び率は縮小し、都市圏別にみると首都圏と中部圏でマイナスに転じた。利用関係別で見ると、持家は6・5%増の2万3890戸で、11ヵ月連続で増加した。貸家は2・2%増の3万4475戸で、14ヵ月連続での増加となった。ただ同省では「受注はかつての勢いがない」との事業者の声が出ていると指摘した。分譲住宅は、4・6%増の1万9787戸となったが、このうち一戸建住宅は0・6%増の1万1251戸の微増にとどまった。分譲マンションは、10・7%増の8337戸だった。