木軸住宅の倒壊解析ソフト『ウォールスタット』に制震検証機能

2017年12月21日01面_住宅産業

 2018年1月下旬、木造軸組構法住宅の倒壊解析ソフト『wallstat(ウォールスタット)』に制震装置取付け後の検証ができる『バージョン4』が追加される。『ウォールスタット』は国土交通省の研究機関である国土技術政策総合研究所(国総研)の主任研究官・中川貴文氏が開発したもので、国総研のホームページから無料ダウンロードできるフリーソフト。パソコン画面上に躯体の立体骨組みをモデル化して表示し、振動台実験のように1995年の兵庫県南部地震や2011年の東北地方太平洋沖地震といった特定の地震動を与えることで、躯体全体の地震時の損傷状況や倒壊過程をアニメーションで見ることができるほか、それらを家の中にいる視点でも確認できることが特徴だ。その最新版となる『バージョン4』では、減衰定数や剛性を数値設定できる制振壁が実装されるほか、パラメータを公開している市販の制震システムの組み込み機能が追加されるなど、制震システム検証機能が加えられる。中川氏は木造戸建ての新築を行う事業者が地震に強い木軸住宅を建てる際に役立ててもらうため、今後は制震システムのほか市場で流通している耐力壁や金物などを使った場合の検証もできるように「『ウォールスタット』の内容をより充実させていきたい。制震システムの販売者、建材・金物メーカーの方々に、ぜひご協力いただきたい」と話している。

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