2020年08月26日 |
BXカネシン(東京都葛飾区、二村一久社長)は3日、京都大学と共同で開発した木造軸組構法用の制震装置「EQ GUARD(ガード)」を発売した。制震システムは鋼板ダンパー部の変形で地震エネルギーを吸収するもので、3DのCG映像により特定の地震波が躯体に与える影響をリアルタイムで視覚化できることが特徴の木造住宅倒壊解析ソフト「wallstat(ウォールスタット)」の対応建材として登録しているため、同ソフトを活用すると設計段階で「EQガード」の効果を確認できる。税別の希望小売価格は同社の既存制震製品「V―RECS(SG)」の約35%減となる1セット7万円に抑え、施工はビス留めのみで「簡易」(BXカネシン)と訴求している。同社の従来の制震装置は制震システムに高減衰ゴムを採用しており鋼板ダンパー製は今回が初めて。