2019年12月23日 |
主要住宅企業11社の2019年11月の受注速報値(金額ベース)は、11社中2社がプラス。厳しい受注環境に変わりはない。
事業別・セグメント別の受注状況を公表する住宅企業9社(金額ベース、積水化学工業住宅カンパニーは棟数)の2019年11月の戸建て・注文住宅の受注状況は、6社が2ケタのマイナスとなった。消費増税後の厳しい受注環境に加えて、好調だった18年度の実績が影響しているようだ。
主要6社の戸建て・注文住宅の受注速報値の推移をみると、18年8月に全社がプラスとなってから今年3月まで2ケタプラスが目立つ。18年11月は、ばらつきはあるものの6社中4社が2ケタのプラスを記録。19年11月の受注速報値が大幅なマイナスとなった理由には、市場の冷え込みに加えて「前年度の実績が高かった」という見方もできるだろう。