2017年08月08日 |

東京都は、増加している空き家対策の一つとして、財産管理人制度のうち、特に不在者財産管理人の仕組みの活用について23区ほか市町村に提案した。
7月24日に開催された東京都空き家対策連絡協議会で、制度の説明や意見交換を行った。不在者財産管理人の仕組みを使うことで、所有者不明の空き家を除却しても、費用を回収できる見込みが立つことから、都内の空き家対策に活用できる場面も少なくないと判断した。ただ実際には制度が活用された事例は現在のところ多くない。制度や仕組みに対する知見不足との課題があるため。都は情報共有を通じて、空き家の新たな活用につなげたい考えだ。