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三菱地所ホーム、注文住宅部門に「ANDPAD」導入=施工力可視化、基幹システムと連携し生産性向上

三菱地所ホーム(東京都新宿区、細谷惣一郎社長)は、クラウド型施工管理サービス「ANDPAD」を展開するアンドパッド(東京都港区、稲田武夫社長)と提携し、全部門横断の業務効率化を推進中だ。新築注文住宅部門へのANDPAD導入にあわせて、自社開発の基幹システムとの連携を実現。元請けと協力施工店の間の「情報の非対称性」を解消するなどして、1棟あたり約70時間の生産性向上を達成した。基幹システムとの連携によって施工能力を「可視化」。ボトルネックの把握や過重労働の防止、施工品質の安定などにつなげる考えだ。

三菱地所ホームは2016年からリフォーム事業でANDPADを採用し、「紙」が中心だった施工管理業務のデジタル化に着手した。仕様変更や現場訪問回数が多いリフォームならではの業務では、システム上での意思疎通や報告・連絡などスピーディな対応で業務効率化や生産性向上を実現している。

同社主力部門でもある新築注文住宅事業では25年度にANDPADを導入。同時に「必要に応じて機能を追加し続けるうちに、複雑化、つぎはぎだらけになった基幹システム」(同社)のアップデートも実施した。

同社の複雑化した基幹システムは、維持・保守に多くの労力が取られ、デジタルツール導入の本来の目的でもある「生産性向上」までは手が回らなかったという。工程管理業務では、現場監督が毎週、基幹システムからデータを抽出し、手書きで進捗を記入し、管理職が確認後、事務担当が基幹システム上のデータを手入力で更新。管理職が進捗を把握する場合、基幹システムから現場ごとのデータをひとつずつ拾って表計算ソフトにまとめるといった具合だ。

そこで同社は、ANDPADと基幹システムを連携。アプリ上から直接、基幹システムに進捗データなどを送信・蓄積できる仕組みを構築したほか、最新の図面などをアプリ上で確認できるようにした。これにより、データの時差がなくなり、元請けと協力施工店の間の情報の非対称性を解消した。さらに、チャット機能を使うことで電話やメール、ファクスによる連絡・調整時間を短縮。このほか、ネットワークカメラによる遠隔臨場にも対応したことで、1棟あたり約70時間の生産性向上につながった。

2026年03月03日付1面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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