2020年05月29日 |
アイダ設計(さいたま市大宮区、會田貞光社長)は、入社3年後をメドに基本的な工程を1人で管理できる若手大工の育成を目指すため、OJT制度を取り入れた「社員大工育成プロジェクト」を実施している。
これは同社の請負大工も含めた職人の高齢化や今後予想される大工人口の減少を踏まえたもの。2014年からスタートしたプロジェクトは当初、1人の親方に若手大工1~2人が師事して基礎を学ぶものだったが、今年から住宅施工の全体的な流れを学ぶためにも大工を希望する新卒社員には施工管理業務を経験させることで、建築から進行管理までを任せられる〝一環大工〟の育成を目指している。
同社では大工不足への貢献を目指すとともに、未来の親方を担う人材の育成はもちろん将来的なキャリアプランも支援していく考えだ。