2014年08月07日 |
積水化学工業住宅カンパニーで、首都圏を担当する東京セキスイハイム(埼玉県蓮田市)は、社員大工の育成を本格化させた。
大工の高齢化やベテラン大工の引退など、将来的に大工不足が深刻化する見通しに対応したもの。生産子会社のユニット住宅工場内に「東日本施工技術センター」を設置し、マナーなどの基礎から和洋室の技能研修まで、約1年半をかけて育成する。
社員大工の育成については、建築技能職の若者離れが進んでいることに伴うもの。
施工子会社である東京セキスイハイム施工の鬼塚政則社長は「年間10人程度が高齢や病気を理由に離職する一方で、身分が安定しない下請職では若い人の応募がない状況が続いていた。そこで、ハイムグループの社員として採用するとともに、きちんと教育する仕組みを構築することで、若者が来るようになった」としている。