2025年05月15日 |

総合住宅展示場を訪れる人の減少が止まらない。住宅生産振興財団・住宅展示場協議会が集計した2024年度(24年4月~25年3月)の来場者組数は、対前年度比5・5%減の約300万組だった。
コロナ禍以前の18年度は400万組超だった来場者組数は6年で約3割減となっている。
同調査は、住宅展示場協議会に所属する展示場運営会社が運営する総合住宅展示場の来場者組数を集計したもの。来場者組数の動向は、生活者の住宅取得意欲の変化や数ヵ月先の受注環境を予測するなどの重要な指標となる。
24年度の来場者組数は300万6554組(対前年度比5・5%減)で、3年連続の減少となった。前年度(23年度)は1%未満の減少にとどまり、減少基調に底打ちの兆しがみえていたものの、会場数やモデル棟数の減少などによって来場者組数が伸び悩んだ。