
旭化成ホームズ(東京都千代田区、川畑文俊社長)は11日、第18回くらしノベーションフォーラムをオンラインで開催し、要介護予備軍とされるフレイル(虚弱)に至る前段階の自立した高齢者「プレフレイル」を想定した健康寿命延伸サービスの開発・提供を検討中と発表した。
同社シニアライフ研究所の調査結果を参考に、フレイル化の兆候がつかめる「運動」「食事」「交流」などを軸にサービス内容を組み立てる。
まずは、高齢者向けの賃貸住宅「ヘーベルビレッジ」の入居者向けサービスを想定しており、「今年度中にサービス内容をまとめ、公表したい」(同社)とした。
顧客の「いのち・くらし・人生」全般を支える同社のロングライフ戦略の具現化が進む。
新サービスは、健康寿命延伸という視点で、暮らしや生活に関するソフト提案を行うという。例えば、軽い運動や体操の提案、フレイル予防になるという食品摂取の提案、家族や友人との交流機会の創出――など。
高齢者向け賃貸住宅「ヘーベルビレッジ」の居住者向けサービスの生活・健康相談員による面談と絡めて、新サービスを提案する。「シニアは応援されると嬉しい」という生活実態調査結果も参考にした。具体的なサービス内容は、「今年の春までにまとめる」とした。