2014年09月02日 |
LIXILが2010年度末に立ち上げたプロユーザー向け会員制総合建材店(建デポ)事業が、14年度第1四半期に初めて5千万円の黒字に転じた。
会員数は53万人(14年8月現在)を超え、9月1日には東京・国立に新店舗をオープンする。
建デポ事業を統括する米澤一幸LIXILジャパンカンパニー常務執行役員は「マイナス要因はない。これからは黒字が続く」と強気だ。今後は新規出店のペースを緩め、部資材を現場に配送するサービスなどを強化して、顧客満足度向上に取り組む。建デポ事業が軌道に乗った。
――建デポ事業黒字化の要因は
会員数の堅調な伸びが売上増を下支えしている。
会員数は今年3月に50万人を突破した後、8月までに3万人増えて53万人となった。新規会員獲得のための広告などは行っていない。店舗利用者に聞いたところ、同業者からの口コミで広まっているという。