2023年07月04日 |

4月以降、主に既存戸建住宅の外壁に組み込まれた単板ガラス窓の内側に施工する「内窓」の販売量が、大幅に増えている。
YKKAP(東京都千代田区、魚津彰社長)とLIXIL(東京都品川区、瀬戸欣哉社長)におけるその販売量の増加率は、いずれも前年同月比で数倍以上。その原動力になっているとみられるのは、3月末に交付申請受付が始まった経済産業省・環境省連携の補助事業で予算規模1千億円の「先進的窓リノベ事業」だ。
当該事業は既存窓の高断熱化補助事業として初めて施工後の断熱性能値で交付額に差をつけるなど、予算規模の大きさ・事業のネーミングを含め既存住宅窓の高断熱化事業関係者の間で評価が高い。
当該事業を巡る業界の現状を取材した。