クリナップ(東京都荒川区、藤原亨社長)は3日、6月25日の株主総会で正式に社長に就任した藤原亨氏の就任記者会見を開催した。就任あいさつおよび記者との質疑応答で藤原氏は、今後の方針について「クリナップはキッチンメーカーだからキッチンに最も力を入れていく」とし、「総合サニタリー会社」を目指すとした近年の方針を修正していくことを述べた。また今年度の業績予想は前年度と同水準と思われるが中東情勢の影響を加味した場合、減少の可能性があることや「売上額ではなく利益や単価にこだわっていく」ことも強調した。

――今回リーダーとして抜擢されたわけだが、自身の何が評価されたと考えているか。
藤原 私はずっと開発をやってきて自由にいろいろチャレンジさせてもらってきた。内示をいただいた時いわれたのは「若い感覚でクリナップを新しい方向に導いてほしい」だった。これが私の使命だと考えている。

――今年度の業績予想は。
藤原 前年度とおおむね同水準だと思っている。ただ中東情勢などの影響を加味した場合、減少になる可能性がある。

――近年「総合サニタリー」会社を目指すとしてキッチン以外の分野にも力を入れてきた。これは今後も継続するのか。
藤原 クリナップはキッチンメーカーだ。だからキッチンに最も力を入れていかなくてはいけないと思っている。ただそれは他分野をやらないという意味ではない。クリナップのキッチンシェアは20%、対してバスは3%。戦い方が違うということ。キッチンでうまくいっていることをバスに当てはめたからうまくいくものではない。キッチンをうまく使ってバスも売っていく。
今後キッチンメーカーも再編の時代になる。生き残っていくためには、やはりキッチンを専業でやり、そのノウハウをしっかり貯めて、専業としていかにシェアを取っていけるかにかかっていると思っている。