2011年05月19日 |
首都圏戸建分譲市場は2009年度のボトムから回復――。細田工務店のレポート「首都圏の戸建分譲団地供給動向 2010年度」で、10年度の首都圏戸建分譲市場は供給が旺盛となり、供給の底となった09年度と比べ特に下期は前年同期を大きく上回ったことが明らかになった。
年度トータルの供給戸数は2割増となり、分譲プロジェクト1回あたりの販売戸数も1割強伸びた。また、エリアに関係なく主力需要帯の土地面積30坪台・建物面積28~29坪の物件供給が特に増加した。
ただ、今後の見通しについては、東日本大震災によるとみられる購買マインド低下の影響で3月中に販売された物件の当月末在庫率が高まったことから、在庫が積み上がる可能性を指摘している。
2011年5月19日付け3面から記事の一部を抜粋