全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連、東京都千代田区、坂本久会長)は6月30日、専門紙を対象に坂本久氏の会長職5期目就任会見を行った。

坂本会長は会見におけるあいさつの冒頭、「不動産(市場)のあり方が変わってきている」と発言。ストック市場における空き家の規模感についての現状の正確な戸数に強い関心を持っていると述べ、〝空き家予備軍〟とも言える団塊の世代が現状所有している持ち家の今後の扱われ方への対応なども強める目的で、全宅連として全国の宅建協会および国土交通省との連携を密にしていきたいとの意向を示した。

坂本会長が会見の冒頭に団塊の世代の持ち家に言及した理由は、団塊の世代の高齢化が今後さらに進んで当人が高齢者福祉施設に入居したり亡くなったりした際、当人が持ち家として所有している住宅をどうするかの問題が生じ、相続・売却でも引き取り手が現れない場合は空き家となり、既に顕在化している空き家問題をさらに悪化させる可能性があるためだ。