優良ストック住宅推進協議会(スムストック協議会、東京都千代田区、芳井敬一会長)は8月28日、東京都内で記者会見を開き、2025年度(25年7月~26年6月)の活動状況を報告した。

25年度のスムストック成約数は過去最高の2579件(前年度比14・0%)となり、4期連続で増加した。これに伴い、同協議会が成果指標として掲げる捕捉率(会員10社の既存住宅推定年間流通数に占めるスムストック仲介件数)は22・9%(同3・2ポイント上昇)に達しており、中期計画(24~26年度)の目標として掲げた「20%の早期達成、25%を目指す」が射程圏となった。

芳井会長は「既存戸建住宅市場の健全な発展に向けて、協議会がトップランナーとして社会に貢献できるよう会員各社と連携し、活動を推進する」と抱負を述べた。

会見では、芳井会長が同協議会が目指す方向性を説明した。芳井会長は「いいものを作り、きちんと手入れをして、長く使うという考えは、既存住宅の活用を踏まえた循環型市場の実現に寄与するもの。一方で建物の適性評価はまだまだ道半ば」とあいさつ。土地の価格で決まるといわれる既存住宅の評価に対して、土地と建物の価値を切り分けて適切に維持管理された良質な住宅の価値が評価される「スムストック」の仕組みの普及を目指す。

「きちんと手入れされた建物が評価されることで、建物所有者の維持管理意欲を誘発することにも役立つ」(芳井会長)と期待する。