積水化学工業住宅ンパニーの調査研究機関・住環境研究所(東京都千代田区、太田真人所長)は7日、間取り・住宅プランと消費電力量・省エネ性に関する検証結果などを発表した。
吹き抜けを設けた開放的な空間は「冷暖房効率が不利になる」というイメージがあるが、約4700棟の実住宅の間取りデータとHEMSの電力データを分析したところ、「断熱性能が高いほど、住宅プランによる空調電力量の差が小さくなる傾向が確認できた」とした。
同研究所は6月、積水化学工業と東京大学生産技術研究所との共同研究「大規模HEMSデータと住空間構成の統合分析」を開始しており、今回は同研究の最初の成果となる。
間取りデータは、2019~24年に着工した全国のセキスイハイムのうち、2階建て・単世帯住宅4万202棟を分析。(1)オープンプラン(LDK内吹き抜け有り)(2)セミオープンプラン(リビング内階段で吹き抜け無し)(3)クローズプラン(吹き抜け・階段無し)(4)その他プラン――に分類し、出現率の推移を確認した。
分析結果によると、オープンプランは19年は14%だったが24年には約1・6倍の22%へ上昇。セミオープンプランは19年の34%から24年には26%まで下落した。クローズプラン(19年・28%から24年・28%)・その他プラン(同24%から同24%)は横ばいだった。これによると、セキスイハイムはLDKに吹き抜けを設けた開放度の高いプランが増えていることがわかる。






