2020年04月02日 |

管理組合がマンションの大規模修繕工事を発注しようとしても、適正な事業者・適正な工事金額がわからない――。
そんな管理組合の情報不足を補おうと、住宅金融支援機構がマンションのライフサイクルシミュレーションツールを開発した。
過去には見積もり時に、受注やキックバックを得るための不正工作を行う事業者がおり、誠実な事業者の受注が妨げられるなど、マンション維持のための適正工事を実施できないケースが社会問題にもなった。
高経年マンションの増加が今後も見込まれる中、工事の金融面をサポートする機構が、必要な大規模修繕工事、健全な収支計画が滞らないように、適正管理を側面から支援する。