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LIXIL、窯業サイディング事業から撤退=販売減で損益分岐点上昇、旭トステム外装清算へ

LIXIL(東京都品川区、瀬戸欣哉社長)が窯業サイディング事業から撤退する。窯業サイディング事業を行う旭トステム外装が11月に窯業サイディング「AT―WALL」「SHiZEN」シリーズの生産を終了、26年3月末にグループとして窯業サイディング事業から撤退する。

撤退の理由は、新築住宅着工戸数の減少を反映して市場シェアが小さい旭トステム外装の窯業サイディングの生産・販売の量が減り、生産における損益分岐点が上昇を続ける中で、将来にわたりその数的回復が見込めないと判断したため。

旭トステム外装は清算する方向で検討が進められている。新築戸建住宅の需要規模回復を見込まず、今後さらにその縮小の程度が拡大するとの前提に立ち、自社の市場シェアなども考慮し生産能力を縮小したり生産そのものを終了する施策は、三協アルミ社を擁する三協立山とパナソニックハウジングソリューションズも発表している。

旭トステム外装は2004年の設立で、ガラスメーカーAGCとの合弁会社。LIXILの出資比率は80%。売上高の約70%を窯業サイディングの販売で占めており、残りを金属サイディングと樹脂サイディングなどで構成する。窯業サイディングの需要先はほとんどが新築戸建住宅。窯業サイディング市場における同社の市場シェアは3位で、1位・2位との差が大きいとみられる。

2025年08月05日付1面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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