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生徒に広がる住宅建築への関心=都立葛西工科高校、資材伐採から自主参加で木造軸組み学ぶ、自主的な現場体験がカギ、参加生徒数は昨秋から3倍に

東京都立葛西工科高等学校の生徒たちは7月23日、校庭に6畳1間の平屋住宅を建築している。

文部科学省の高等学校DX加速化事業によるもの。さらに群馬県沼田市との連携で、二拠点教育、二地域居住の観点も盛り込んだ。何よりも将来的な担い手として、住宅建築へと生徒の視野を広げる取り組み。木材の伐採から始まった教育の挑戦だ。

生徒たちが住宅建築に関心をもち、自主的にかかわれることが功を奏し、生徒の参加が3倍以上に増えている。校庭の住宅は、工務店支援を行う事業者などの協力も得て、生徒たちが少しずつ完成させていく。

プロジェクトは、昨年11月に沼田市で生木の伐採現場と製材所の見学から始まった。その際、伐採した木材をプレカットし、今回の現場で使用しているという。

生徒たちが学ぶのは木造軸組工法で、4日間で組み立てる。ただ組み立てるだけでなくサイディング、防水、サッシのはめ込みと、建築部分の完成となるまで実施。また、レーザースキャナー、ドローンなども使った測量と、BIMへの応用を念頭においた3D化も行う。

同校の鈴木邦夫校長は、「建築に興味、関心をもち、それを深めることが重要だ」と話し、体験型のあらゆる取り組みを実施している。今回もその一つだ。

2025年08月05日付5面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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