国土交通省は24日、四半期ごとの地価動向を示す「主要都市の高度利用地地価動向報告」(地価LOOKレポート)を発表した。それによると、2009年10月1日から10年1月1日の地価動向は、全国150地区のうちほぼすべてにあたる144地区で下落した。ただ、1年半ぶりに上昇地区が現れ、東京池袋東口地区で3%未満の上昇となった。
住宅系地区では上昇に転じた時点はなかったが、東京都中央区佃・月島地区や,神奈川県川崎市新百合ヶ丘地区で横ばいに転じるなどマンション立地としての需要が顕在化しつつある。同省では、前回に引き続き地価の下落幅が縮小傾向にあるとしている。