2012年07月03日 |
衛生陶器分野国内3位のジャニス工業(愛知県常滑市)は今年4月、リフォーム需要創造を担う特販事業部を立ち上げた。異業種とのコラボレーションなど、従来の営業ルートとは異なる手法を試し、大手2社が大半を占める市場シェア獲得に挑む。「シェアが低い当社だからこそ、思い切った事業展開ができる」と話す山川芳範社長に、今後の事業戦略を聞いた。
――特販事業部とは
特販事業部は今年4月、リフォーム市場に対してメーカーとして何ができるかを試す部門として設置した。従来の営業部門では対応しきれなかった幅広い販売ルートをカバーしたい。
例えば、メーカー責任施工をセットにした販売方法を検討している。衛生陶器の施工に最も詳しいのはメーカーだ。配管の位置などでリフォームが難しいとされる現場でも、メーカーはさまざまな解決手段を提案できる。工務店や工事店、異業種と協力することで、リフォーム市場は広がる。