2014年09月01日 |
桧家ホールディングス(東京都千代田区、近藤昭社長)は傘下の桧家住宅各社が扱うローコスト帯商品「スマート・ワン」の販売に、建売分譲と引渡前後の注文物件の一部をモデル棟に使う新たな集客手法『街角スマート・ワン』を導入した。8月21日の決算説明会で明らかにした。
今年グループ化した北都ハウス工業のビジネス形態の水平展開。桧家住宅各社はスマート・ワン販売の集客で従来の総合住宅展示場と並行し、6~7月に『街スマ』として51棟を活用した現地物件の見学会を実施。街スマの取り組みで約400組の見学者を集めた。
総展と異なり多額の経費が発生しないスマート・ワンの新たな集客経路として、9月から月1回ペースで定期的に行う。同社は中長期的な戸建住宅市場の構造を、消費税率10%や所得の伸び悩みによりローコスト帯需要が増えるとみている。
将来の市場構造を視野に、布石として桧家住宅各社のローコスト帯商品の営業基盤を厚くする。