ノーリツ、ファンドが株主提案=社外取締役過半数や自己株式取得

ノーリツ(兵庫県神戸市、腹巻知社長)は20日、大株主でアクティビスト・ファンドのNIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC(以下、NAVF)から書面で株主提案を受けたと発表した。

提案の内容は、(1)譲渡制限付株式報酬制度に係る報酬額および報酬支払対象の改定(2)約10%の自己株式取得および消却(3)社外取締役の員数に関する定款変更――の3項目。NAVFによると現状のノーリツの株価および資本政策は、(1)株価が「2024年の間低迷」(NAVFの説明原文ママ)(2)約286億円の現金に加え約400億円の政策保有株式を有しており資本効率が不十分――の状態で、これらの事象を生んでいる要因は取締役と株主の価値共有が十分に図れていないためと判断。前述の状態を改善し企業価値と株価の上昇につなげるため株主提案を行った、との主旨を説明した。

ノーリツがアクティビスト・ファンドなどの投資ファンドから株主提案を受けたのは上場以来、今回が初めて。

ノーリツは当該提案に対する取締役会としての意見開示について「慎重に検討の上、決定次第、速やかに知らせる」とコメントし、その時期は現状未定と説明している。

2025年01月28日付1面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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