LIXILグループの瀬戸新CEO、「one LIXIL・ノーサイド」と=再検証の特別委員会設置へ

LIXILグループ(東京都千代田区)は6月25日に開催した定時株主総会とその後の取締役会で、取締役、取締役会議長および指名・監査・報酬の各委員会、執行役のメンバーを決めた。

CEOには潮田洋一郎前取締役との対立から事実上解任のかたちでCEOを退いた瀬戸欣哉氏が返り咲いた。

取締役は全16人の候補者から会社側提案の2人を除く14人が選任・再選された。取締役会議長および指名・監査・報酬の各委員会は全メンバーが刷新された。

執行役は潮田洋一郎氏、山梨広一氏、松村はるみ氏が退任し、新たに瀬戸氏、ビジョイ・モハン氏、吉田聡氏、大西博之氏が加わった。

瀬戸新CEOは同日夕方の会見で、「会社の中でやはり幾らかの対立はあったと思う。そういった部分に関するみんなの心のケアも重要だ。one LIXIL・ノーサイドの気持ちで会社を進めていきたい」と話した。

また、会見の中で松﨑正年新取締役会議長が、今回の経営の混乱の発端となった18年10月末の瀬戸氏のCEO退任について、その経緯を改めて検証するための特別委員会(仮称)の設置で瀬戸新CEOと合意したことを明らかにした。

潮田氏はLIXILグループの取締役および執行役の全職を退任した。同氏は同社株式の約3・2%を保有している。

2019年07月04日付4面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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