ミサワホーム総合研究所(東京都杉並区、千原勝幸社長)と国士舘大学(東京都世田谷区、田原淳子学長)は4日、南極・昭和基地で約46年間運用された木質接着複合パネルの耐久性能を試験で実証したと発表した。

共同研究を主導した小久保彰国士舘大学理工学部准教授は「木質接着複合パネルの構造的健全性を検証する貴重な機会となった。

研究で得られた知見は、今後の南極観測拠点の整備のみならず、国内における建築物の長寿命化持続可能な建築技術の発展に大きく寄与する」とコメントした。

同研究は、1978年の建設から2024年の解体まで約46年間にわたり運用された「地学棟」の木質パネル(壁、床)から試験体を採取。JISとJASに基づく4種類の試験(芯材の縦圧縮試験、芯材の曲げ試験、合板の曲げ試験、合板―芯材間接着強度試験)を実施し、木材強度・接着強度の試験を実施した。試験結果は性能に有意な低下は認められず、すべての項目で強度の基準値を上回ったとした。