大和ハウス、津波避難スペース付き3階建て賃貸を津波浸水地域で展開

大和ハウス工業は、9月1日の防災の日にあわせて5メートルまでの津波による浸水から緊急避難するスペースを備えた3階建て賃貸住宅「セジュール オッツW―ev」を発売する。特徴は、階段室を建物と構造的に独立させた鉄骨ラーメン構造のタワーとし、屋上部分に緊急避難スペースを設置したこと。また、建物にも水圧や漂流物から受ける衝撃を軽減する工夫を行っている。同社の賃貸住宅(集合住宅)の受注は伸びており、4―5月は前年同期比で26%増と好調。賃貸住宅事業は今年度の重点投資分野とし、売上高で8500億円を計画している。「4月から毎月、新商品・バージョンアップ商品を出しており、今回はその第3弾」(堀福次郎取締役常務執行役員)とし、南海トラフ地震による津波対策が必要な関東から九州にかけての太平洋側を中心に展開する。年間200棟を販売目標としている。

2015年06月25日付2面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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