HCR第53回国際福祉機器展&フォーラムが7~9日、東京ビッグサイトで開催された。「建築・住宅設備」分野ではTOTOやパナソニックなど7社が出展した。

TOTOは同展初開催の1974年より参加、ブランクがあった時期もあるが、95年からは毎年出展しており本年は累計で40回目の出展となる。

同社が訴求してきたのは、大がかりな住宅改修や設備の全面交換に頼らず、使い慣れた住宅設備を生かしながら、身体機能の変化に対応する提案だ。既存の浴槽や便器に機器を追加することで使い続けられる環境づくりを目指してきた。

重点展示の一つが、同社の「ベッドサイド水洗トイレ」だ。排泄物を細かく粉砕し、ポンプで圧送する仕組みにより、細い配管で排水できる。トイレのない部屋でも洗面台・手洗い器があれば、そこから引き込める。大がかりな改修工事を必要とせず、排水管の勾配の確保が難しいなど、ベッド脇へのトイレ設置を断念していた施設でも導入しやすい。便器本体はキャスターで移動できるため置き場や向きも調整できる。そのほか既存の便器に取り付け、立ち座りを補助する「補高便座」「トイレリフト」なども紹介。利用者の身体状況に応じて動作方式を切り替えられる。