2019年04月05日 |

大東建託(東京都港区、小林克満社長)は、3月からビス留めロボット「D―AVIS(デービス)」の試行を首都圏を中心とする実現場で開始した。2020年12月からの実用化を目指している。
同社では10年前から将来的な職人不足や職人の高齢化についての問題意識を持っており、「2年前からロボットの開発構想を進めていた」(施工品質管理部・泉和宏部長)という。
現在のロボットは既製品を組み合わせているため、余分な機能を削ぐことによる軽量化を図るなど課題を抽出したうえで、10月からは量産品の開発に着手する。
同社では建築業界の課題解決のために、一般的な現場でも使いやすいロボットの普及を目指しており、価格も5年程度で元が取れるようなものに設定にしていく考えだ。