ミサワホーム(東京都新宿区、作尾徹也社長)は9月15日、第66・67次南極地域観測隊に社員を派遣した4社とともに、合同活動報告会を実施し、活動期間中の貴重な写真や映像などを交えて南極での活動内容を報告した。

ミサワホームは、第66次越冬隊として岡本裕司氏を国立極地研究所に出向させたうえで南極に派遣。岡本氏は2024年12月から26年3月までの1年4ヵ月、建築担当として南極・昭和基地最大の建築物となる3階建て・延床面積855平方メートルの夏期隊員宿舎の内装工事などに従事した。

岡本氏は第58次南極地域観測隊(16年12月~18年3月)にも参加しており、今回が8年ぶり、2回目の越冬となる。南極は、最低気温がマイナス30℃を下回り、瞬間風速が秒速40メートル超の過酷な気象条件で、資材などの輸送手段も限られており、コンテナに積載できるサイズまで小型化・軽量化しなければならないという。

ミサワホームが南極に挑戦する理由について、岡本氏は「昭和基地で求められる性能は、工業化住宅が追求する性能そのもの。自社の技術を極限まで鍛え上げるプロセスであり、ここで培われた技術やノウハウが日本の防災住宅や高断熱住宅に生かされている」と説明した。