2015年03月19日 |

「なぜ、日本の住宅は20年で価値がゼロになってしまうのか」──。
優良ストック住宅(スムストック)推進協議会が開催したスムストックシンポジウム2015『日本の中古住宅流通が変わる』の基本テーマ。「土地・建物価格分離が市場にもたらすもの」と題するパネルディスカッションでは、中古住宅市場の活性化には現状の「総額表示」から「土地・建物価格分離表示」への移行が必要との基本認識を示した上で、建物価格の適正な査定と表示が有効な手段になりうると指摘した。
同協議会の和田勇会長(積水ハウス会長兼CEO)は「住宅は社会資産であり、リノベーションしながら次の世代に継承させる役割を住宅産業界は負っている」との認識を示した。