【まちづくり特集2019】戸建住宅団地再生へ、持続可能なサービス提供基盤の構築を

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自動運転車が団地内の交差点を走る自動運転車が団地内の交差点を走る

今年2月、自動運転車両が同団地内を走った。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の実証実験で、あらかじめ設定された約2・6キロの走行区間の沿線住民約30人がモニターとなり、自宅と公民館や自治会館、商業施設などの生活拠点を結ぶ移動手段としての可能性を探るものだ。

高齢化により、免許証返納者や移動困難者の増加を予測し、タクシーよりも安価でバスよりも利便性の高い移動交通手段として、自動運転車両の実用化を検討しているという。

将来的には、自動運転車両を団地内で共同所有し、維持費を利用者全員で負担するモデルを想定。団地内などの近距離の移動は自動運転で、他の地域へはバスや電車などの公共交通機関を使ってもらう。高齢者の外出機会を創出し、健康的に住み続けられる町を目指す。

若年層への魅力向上では、クラウドソーシングによる就業環境整備に取り組む。時間や場所に左右されない柔軟な働き方と、チーム制によるスキルアップの仕組みの導入・検証を行う。既に20人のチームが1つ誕生し、今月から仕事を受注し始めた。チームリーダーを置き、チームで仕事に取り組むことで、チームメンバーの業務量の管理やスキルアップ、モチベーションの維持などに効果があるとみている。同時に、参加者同士の交流が促されて新たなコミュニティ形成にもつながる。

地域内の住み替え支援

2019年06月06日付11面に掲載
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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