注目の助成金(7)「お試し→正規雇用」で1人最大15万円

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「トライアル雇用助成金」というものがあります。従業員をお試しで雇用し、仕事の適性等を判断してから正規雇用する会社に対して、助成される奨励金です。使い勝手が悪いわけではないのですが、問合せや手続きが少ないです。

申請者が少ないということは「予算切れで終了」という危険性が他の助成金より少ないということです。言わば、穴場の助成金です。該当者がいるのであれば、要検討です。

受給条件は(1)ハローワーク・紹介事業者等に提出された求人に対して、ハローワーク・紹介事業者等の紹介により雇い入れる(2)原則3ヵ月のトライアル雇用(3)1週間の所定労働時間が原則として通常の労働者と同程度――。

また、対象となる被雇用者は、就労の経験のない職業に就くことを希望する者や離職している期間が1年を超えている者、妊娠、出産又は育児を理由として離職した者であって、紹介日前において安定した職業に就いていない期間(離職前の期間は含めない)が1年を超えている者――などに該当しなければいけません。

受給額は、トライアル雇用1人につき、月額4万円(母子家庭の母親または父子家庭の父親である場合には、対象の労働者1人につき月額5万円)、最大3ヵ月間支給されます。助成金受給までの流れは、(1)公共職業安定所(ハローワーク)に求人募集→(2)従業員を実際に雇い入れる→(3)トライアル雇用実施計画書を提出→(4)助成金支給申請書を提出――。

条件が合うのであれば、本当におすすめの助成金です。

雇用関係の注目の助成金情報は次のページへ

2018年11月29日付2面に掲載
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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