注目の助成金(5)空き家の解体撤去に補助

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空き家の増加が問題視されています。空き家を放置すると、老朽化、崩壊し、最悪の場合、近隣に被害が出てしまう恐れがあります。こうした事情から、自治体は空き家を減らす対策を講じています。

兵庫県姫路市では、老朽化して崩壊する危険がある空き家の解消を促進し、市民の安全と安心を確保するために、該当する空き家の解体撤去費用の一部を補助しています。

この補助金の「老朽化で危険な空き家」の判断基準は「10年以上使用されていない建築物」「2分の1以上が居住のために使用されていた戸建住宅」「所有権以外の抵当権などが設定されていないこと」等があります。空き家を解体する際は、必ず市内の業者に依頼しなければなりません。補助額は撤去費用の3分の1、上限は50万円までとなります。

今週の注目助成金

事業者=大阪府豊中市
事業名=提案型空き家利活用リフォーム助成事業

内容=地域課題や行政課題を解決できる事業の提案を募集。審査で選ばれた提案事業に対し、改修費用等の一部を助成
対象者(対象物件)=①提案事業を5年以上継続して実施する意思がある②提案事業に必要な実施体制及び能力を有している※助成対象建築物の所有者と合意形成が図られていること
金額=①戸建て・長屋=200万円②共同住宅・寄宿舎=500万円
(1)改修 =200万円(2)共用部分の改修=300万円
期間=10/29~11/22
問合せ先=都市計画推進部住宅課
℡:06-6858-2741
FAX:06-6854-9534


事業者=茨城県八千代町
事業名=社宅・社員寮整備支援事業

内容=町内に社宅や社員寮を整備し、社員が入居した場合に助成金を交付
対象者(対象物件)=①従業員の居住目的に建設する住宅または賃貸住宅②対象住宅に従業員が入居・住民登録後、1/1に居住
金額=①1~4戸=50万円②5~9戸=100万円③10~19戸=200万円④20戸~=300万円
期間=4/2~12/28
問合せ先=まちづくり推進課総合戦略室
FAX:0296-48-1111


事業者=岩手県
事業名=住みたい岩手の家づくり促進事業

内容=環境負荷の少ない良質な住宅ストックの形成、県産材の活用による産業振興を目的に、省エネ性能を備え、県産材を使用した住宅の新築・増改築を支援
対象者(対象物件)=①県内に自ら居住するため金融機関から建設資金の貸付けを受け住宅を新築
②自ら居住するため金融機関から建設資金の貸付けを受け、県内に存する住宅を増改築
金額=①新築=20万円
※金融機関からの借入額(上限2,000万円)の1.0%
②増改築=10万円
※同(上限1,000万円)の1.0%
期間=随時(予算限り)
問合せ先=県土整備部建築住宅課住宅計画担当
℡:019-629-5934
FAX:019-651-4160


2018年11月08日付2面に掲載
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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