積水ハウス(大阪市北区、仲井嘉浩社長)は京都大学と共同で、「住まいにおける子どもと家族との会話によるつながりに関する研究」に取り組む。
2027年春に成果発表を行う計画とした。両者が実施したプレ調査の結果を踏まえ、家族の会話が子どもの幸福感や非認知能力に与える影響などについて分析する。
また、家族との会話が自然に生まれる空間のエビデンスを構築することで住まいの提案力を高め、子どもたちの感性や社会性の発達につながる「場」の提案を目指す。
積水ハウスと京都大学は24年5月、子どもの感性発達に有効な住提案に関する知見の拡大・創出を目的とした包括連携を締結し、3年間の共同研究に着手。初年度のプレ調査では、「親とのコミュニケーションに満足している子どもは幸福感が高い」「対面での会話量は学齢が上がるほど減少。中高生ではLINEなどのツールを使ってコミュニケーションをとる」「親とのコミュニケーションに満足していると、知的好奇心や感性などの子どもの非認知能力が育まれている可能性がある」などを明らかにした。