新築の構造材、LVLに加えて本年告示のCLTも | 住宅産業新聞 | Page 2

新築の構造材、LVLに加えて本年告示のCLTも

大和工務店、LVLで動物病院

東京都江戸川区で会社の事務所を構える大和工務店は昨年12月、ATELIER OPA(東京都千代田区)、ビルディングランドスケープ(東京都豊島区)の設計によるLVL木層ウォールを用いた木造3階建ての動物病院(延床面積約246平方メートル)を東京都足立区で完工させた。

LVL木層ウォールは、大和工務店として取り扱ったのは初めてのことで、積層面を現しとする1時間準耐火耐力壁として使われた。

当該物件は当初、RC造もしくはS造で建てることも併せて検討されていた。しかし、建築地の地盤が軟弱なためRC造やS造とすると支持杭など地業のコストがかさむこと、設計者がLVL利活用に関わる研究開発に携わっていることなどを背景に、LVL木層ウォールを使った木造で建てる運びとなった。

鈴木社長が当該物件の施工を請け負ったのは、LVLやCLTなどの新しい構造材を扱うノウハウを蓄積するためだ。「木造非住宅分野で本格的に事業を行っていけば、木造戸建では一般的ではない構造材や構法を扱わなければいけない局面に、いずれ出くわすから」(鈴木社長)だ。

初めて本格的なLVL建築を手がけてみて、高い壁倍率(当該物件は15倍)ゆえに上下の梁材が大きくなり設計段階で設備貫通部を厳密に確保する必要がある、木造戸建用のサッシが使えない――など木造戸建にはない手間も経験したが、「積層面を『現し』にすると、表面のざらつきをどう処理するかという課題はあるが、細いラインの連続性がLVLならではの繊細な意匠になる」との発見もあったという。

鈴木社長はLVLを含め高強度が特長のエンジニアリング・ウッドについて「木造建築の可能性を広げる建材として興味を持っている」と話す。今後、非住宅木造の取り組みをさらに強めたい考えだ。

2016年01月01日付4面から抜粋

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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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