2025年11月28日 |

日本住宅・木材技術センターは、中大規模建築物向け防耐火性能試験の対応を推進している。
近年、中大規模向け試験の件数が増加しているといい、今後も申請が増えていくことを見込む。国は、住宅だけでなく中大規模建築物でも木材利用を促進しており、多くの施策を実施している。
同センターもこれに対応していく方針。建材製品の性能試験だけでなく、開発時点での試験にも対応している。
同センターは、木造耐火構造だけでなく、丸太組壁防火構法の外壁および開口部の試験にも対応している。防耐火性能試験研究所には、加熱面積が、(1)幅3・5メートル、高さ3・5メートルと、(2)幅3・0メートル、高さ3・2メートル――の2つの耐火試験炉がある。
(1)は主に耐火木造壁の試験に用いられ、同時に鉛直荷重(最大50トン)の負荷をかけ、材料強度と耐火の性能を同時に試験することが可能だ。(2)は、比較的小さな壁、木製防火扉や木製防火サッシなどの試験に用いられる。








